住まいは、家族が憩い楽しみ、そして安らぎを得る場所。何か物を生産するところではないのですが、キッチンだけはちがいます。「料理をつくるちっちゃな工場」をすみずみまでチェックしてみましょう。
独立型キッチン |
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調理で生じる臭いや煙がLDまで及びにくいです。不意の来客にも慌てることがないですね。 |
セミオープン型 |
対面型が多いです。ダイニングと対面できるようになっているので、主婦が孤立しません。対面カウンターに引き込み戸をつければ、手元を隠すこともできます。 |
オープン型 |
家族の誰もが炊事作業に参加しやすくなります。しかし、臭いや熱の問題は生じるので換気対策などが必要です。 |
私たち日本人にとって浴室は、単に体をきれいにするためだけではなく、気分をリラックスさせるという目的もありますよね。
それだけに機能面だけを追求するのでなく、心身ともに疲れを癒してくれる…そんな『ほっと一息つける』浴室をつくりたいものです。
トイレは、他の部屋に比べると、第一に!と気合いを入れて考える場所にはなりにくいかもしれません。しかし、毎日何回も使う場所なので、居心地の良いトイレを目指してチェックしてみましょう。
1.腰掛け便器 |
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手洗い付きか手洗い無しかを決めます。加齢対策として、温水洗浄便器も必需品となってきます。 |
2.小便器 |
男子家族の多い家庭には、小便器もあった方が何かと便利。小スペースでも設置可能なコンパクトなタイプもありますよ。 換気扇…スイッチは照明とは別で設けると便利です。 |
3.手すり |
言うまでもなく必需品です。今は必要でなければ、壁を補強して後から付けることも可能になります(点壁下地にベニヤ合板を使えば、どこにだって取り付け可能です)。 |
床 |
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しっかり水で洗いたい人は、タイル貼りがおすすめ。最近は水洗式がほとんどで、トイレだけ別なのはまずないので、水や汚れに強い塩ビ系や、廊下と同じ仕上げにすることが多いです。 |
壁 |
床がタイルであれば腰高まではタイルで。一般的なのは、水や汚れに強いビニール系の壁紙など。 |
核家族化・少子化が進んでいる現代の家こそ、加齢配慮した住宅は必要不可欠です。少しでも長く自分の力で生活できるように、最初から長い目で計画することが大事です。応用を利かせて、住宅を考えるときには、必ずチェックしてください。
個室として、プライベートな空間になる寝室。プライベートといっても、夫婦にとって貴重な共同部屋ともなります。ライフスタイルによっていろいろなパターンがあると思いますので、どう構成するか、様々な角度からチェックしてみましょう。