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建築士に依頼してこだわりのすまいづくりをしていても実は構造的に危ないことがたくさんあります。それは、同じ建築士であっても構造を知らないことなどが要因にあります。また、コスト軽減のために下記のようなことが常識のように計画されています。
軽視されがちな竣工後に見えない構造的に配慮されていない危ない計画。
ここではその1部をご紹介します。大切な資産づくりを確かな構造で形成しましょう。
2010年4月 8日

■どんな時に危ない?
施主⇔施工者の間に第三者的な監理人(建築士)がいない時。
■大事な事
信頼できる業者、監理者、設計図。
■快適にするには?
施工時にしっかりチェックを行う。
鉄骨の材質には SS400、BCR295、STKR490など様々な種類があるのをご存知ですか? 角形鋼管の板厚にも数種類存在します。木造でもひのきと杉では強度が異なってきます。コンクリート強度はいかがですか?
工事の時にどんな部材を使っているか、しっかりチェックしないと見た目は同じでも構造耐力的に全く違ったものになってしまいます。
また、材料や寸法が合っていても現場で違った施工方法を選択している場合もあります。
信頼できる建築士にしっかり第三者チェックをしてもらうのが基本です。
2010年4月 8日

■どんな時に危ない?
できたときからずっと。
■大事な事
構造設計。
■快適にするには?
構造設計を行えば大スパン架構が安全で可能となります。
広い部屋を要求するあまりに、建物に無理な負担をかけていませんか。計画では大空間だったのに揺れるからと施工後に柱が入って、せっかくの計画が台無しに。
逆にこれぐらい大きな空間なのだから、多少揺れるのは当たり前と言われてしまうこともあります。また、竣工時に問題が無くても長期的にたわんでくる可能性が大きくなります。
上図のように梁の上に柱が載っている架構は特に要注意です。
そんなことのないようにしっかり構造計画を行って設計時から検討しておくことをお勧めします。
2010年4月 8日

■どんな時に危ない?
長期的に沈下するなどの障害が生じる。
■大事な事
地盤調査、基礎構造設計。
■快適にするには?
地盤調査をしっかり行って適切な基礎工法を選択する。
「べた基礎だから大丈夫です」という言葉で安心していませんか?
現在、木造住宅で施工されている基礎でべた基礎工法は多いのではないでしょうか? それも、最近のべた基礎は地盤表面から15センチメートル程度掘った所が底版となっているものです。
多くでこの工法が採用される理由は従来から施工されてきた布基礎に較べて深く掘らなくていいので、工事手間をかなり軽減することができるからです。
表面に近い地盤は安定せず、基礎の支持地盤と考えるには詳細な検討が必要になってきます。基礎は深く入れれば入れるほど強い基礎とすることができます。
大事なすまいの基礎です。根っこはしっかり地盤に入れておきたいものです。
注意!!
最近は上記べた基礎下を地盤改良という方法で地盤を改良する工法もよく採用されます。地盤改良(表層改良)とは地中にセメント系固化剤などを使用して元の地盤に混合して強化する方法ですが、これも設計方法、施工方法、検査方法が詳細に規定されております。現在、横行している地盤改良できちんと設計されているものは皆無と言っても過言ではありません。地盤改良の場合もちゃんと計算書、検討書を求めましょう!
2010年4月 8日

■どんな時に危ない?
地震、台風時
■大事な事
壁の位置(この場合は上下の位置)
■快適にするには?
上下の位置を考えてしっかり力が流れるように計画する。
「2x4は地震、台風に強いですよ」の言葉に安心してはいけません。2x4でも在来木造でも同じことですが、地震や台風に強いか弱いかは、構造計画によってどうにでもなります。
図で言いたいのは2Fの耐力壁下の1Fには必ず同じ耐力壁のラインが来ることが原則です。
「それでは、面白味の無いつまらない空間になってしまう」と反論があるかもしれません。
しかし、最低限地震、台風に対して丈夫な架構としておいてから快適な空間を考えられてはいかがでしょうか?
もう一つ。「瓦は重いからダメ」って言われる方もいるようですが、こちらもとんでもない話で現在は瓦のメーカーも耐震のことはしっかり考えていて軽量化や接合方法でかなりの改善がされてきています。この瓦についても構造設計次第ということです。丈夫な建物にすることは全く難しくなく、瓦自体に耐久性もあるものなので伝統があり良い材料なので是非、採用されて快適な長持ちする建物にしてください。
2010年4月 8日

■どんな時に危ない?
地盤改良(柱状改良)しますと言われた木造のべた基礎など。長期的に影響が出てくる。
■大事な事
地盤
■快適にするには?
深層地盤の把握、適切な基礎の選択
「基礎工法が載っている図面を下さい」と言って上図のような図面になっていませんか?
「これは地盤改良で柱状改良と言います」なんて言葉で安心されてはいけません。上図の黒丸印のところには確かに柱状改良体が設置されることでしょうが、基本的に「柱状改良=杭」ではありません。
上図は何故か柱状改良体が杭と考えられて設置されているとしか想像できません。柱状改良とは地盤を棒状に改良するだけのもので杭ではありません。
本来、柱状改良体は等間隔で何本も計画され、基礎下の地盤が改良体と元の地盤で複合地盤を形成して成り立つものです。そしてさらに、柱状改良自体もいい加減に施工する業者がありますので特にあまりにローコストな柱状改良は要注意です。
もう一つおまけに!
ローコストをめざした住宅にありがちですが、必ずと言っていいほどのべた基礎。構造設計家から見れば悲しい次第です。「べた基礎が一番強い」なんてことはありません。
何故、業者や建築専門家がべた基礎を勧めるかわかりますか? ただ、単に土を掘る分が減って工事費が安くなるからです。
こういった柱状改良の場合や杭の場合は実は布基礎が構造的にベターです。
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